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zoom RSS 村山義光さんのライブに行った「やっと本編ライブの話」

<<   作成日時 : 2015/10/19 15:16   >>

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 YouTubeで見つけてから、「この人は!」といくつも動画を見るうちにすっかりファンになった大阪のジャズギタリスト村山義光さん。
 普段は大阪を拠点に活動されている村山さんが新潟に来るというじゃないですか。
 喜び勇んでチケットを取りましたよ。(前回までのあらすじ)

 新潟市内にある「ジャズフラッシュ」というお店。
 2、30人入ったらいっぱいになってしまうような小さなお店。
 私が新潟でジャズ系のライブへいろいろ行った中では相当な入りで、満員以上(通路にも椅子を出す的な入り)でした。

 女性ボーカルとギターのデュオ。

 小さなお店で「一番前でみよう」と思うとどうなるでしょう?
 そうです。
 演者との距離がほぼ密着状態です。
 私の足は半分ステージにかかってしまっている状態です。
 私の座っている膝の30センチ向こうでボーカルさんが歌っている、60センチ向こうで村山さんがギターを弾いてる状態。

 こうゆうのってジャズならではだと思います。
 マイク使っているけど生音がバンバン来る位置で聴く臨場感は凄いですよ。

 村山さんのギターは「いわゆるジャズギターの伴奏」の領域を超えていろいろなジャンルのギターのテクニックがミックスされた異次元の領域。

 多くのジャズギタリストはピックを持って、指弾きとのコンビネーションで弾いていくものなんですが、村山さんはピックを持たずに指のみで弾くんです。
 ギターを指弾きで早弾きするのって難しいんですよ。
 クラシックとかフラメンコの人は指ですごい早いフレーズ弾いたりするんですが、多くの他ジャンルのギタリストが「本当は指で全部弾けたらいいんだけどね」と思いながらピックを手放すことができないのは、ひとえにそれがとても難しいからなんですね。
 ピックを持たずに全ての指がフリーな状態で指弾きすることで、親指でベースラインを弾いて、それ以外の指でコードやメロのラインが弾けるという良さがあるんですね。
 ピアニストが両手でベースライン、コード、メロを一緒に弾くようなプレイがギターでも出来るんです。

 ただ、これってピアノの人は普通にやることなんですよね。
 だから、この話だけ聞いても「あぁ、ピアノがやってるみたいなことだね」って話になっちゃうんですよね。
 村山さんの凄さっていうのは、ピアノじゃ出来ない領域のことをやってるところなんですよ。

 ギターは弦楽器なんで、発音のしかたが様々なんですね。
 弦楽器ならではの奏法をいろいろと駆使しながらピアノには真似できないプレイを聞かせてくれるんです。

 まずはベースのフレーズですね。
 村山さんのギターは低音弦に「フラットワウンド」というジャズでよく使う弦が張ってあるんで、弦バス(ウッドベース、コントラバスって言えばわかるかな?)に近い音が出せるんです。
 同じ弦楽器なので、似た奏法が利用できるんですよ。
 これはピアノには真似できないんですよ。

 高速でベースがウォークしていくフレーズがすごく気持ちいいんですよ〜

 そして、村山さんは「リハモ」をすごく自由にしてくるんですね。
 「リハモ」っていうのは略さずにいうと「リハーモナイゼーション」っていうんですが、
 これは、元の曲についているコード進行をアレンジして違うコード進行をつけるアレンジ(編曲)のテクニックなんですが、
 ジャズではこれをアドリブで曲を演奏しながらどんどんやっていくんですね。

 村山さんはボーカルとのデュオというシンプルな編成にもかかわらず果敢にリハモをぶっこんでくるわけです。
 ジャズは曲って同じ進行を何周も繰り返し演奏するんですが、繰り返すたびに同じコードを全然弾かないんですね。
 リズムもコードもどんどん変化して行って展開に展開を重ねていくわけです。

 ボーカルの「小柳淳子」さんもすごくて、ギターがどんどん異次元の領域へ突き進んでいくのにしっかり乗って歌えてるんです。
 コードが違うのにちゃんと歌えるってすごくないですか?
 しかもあれは恐らくリハと違うのを弾いてるんですよ。
 アドリブでのスキャットもすごくて、ギターとしっかり絡みながら、ギターをけしかけながら展開していて…

 あぁ、長いですね。
 とにかくサイコーのライブでした。
 みなさんジャズ聞こうね!

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